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コラムレター

#0052 オリンピックでメダルを取った時のお金と税金
2008/07/08
 北京オリンピック開幕まで、あと少しとなりました。
 日本人選手のメダル獲得が期待されます。
 そこで、メダルを取った時には、どのようなお金がもらえて、どのような税金がかかってくるのでしょうか?

 今回は、オリンピックでメダルを取った時のお金・税金について紹介します

 メダルを取ると、日本オリンピック協会(JOC)から、すべての競技一律で、
金300万円銀200万円銅100万円の報奨金がもらえます。
 さらに、各競技団体から報奨金がもらえ、これは競技によりバラつきがあります
 下記に一例をあげます。(前回のアテネオリンピック時の金額)

            金メダル   銀メダル   銅メダル
テニス       2,000万円  1,000万円   500万円
卓 球      2,000万円   600万円   300万円
バドミントン    1,000万円   500万円   300万円
陸 上       500万円   300万円   200万円
レスリング      445万円   170万円   110万円
水 泳       200万円   100万円    50万円
体 操         30万円    20万円    10万円
柔 道        なし      なし      なし

 その他にも所属会社等から出る報奨金等もありますから、メダル獲得者にはそれなりのお金が入ってくるようです。

 さて、税金に関してですが、租税特別措置法41の8(1)『オリンピック競技大会において特に優秀な成績を収めた者を表彰するものとして財団法人日本オリンピック委員会から交付される金品で財務大臣が指定するものについては、所得税を課さない。』との規定から、JOCからの報奨金は非課税であるものの、各競技団体や所属会社等からの報奨金等については、一時所得や給与所得として課税されることになります。

 いずれにせよ、日本人選手の活躍を期待しています。頑張れ、ニッポン!

税理士法人 道央会計事務所(監査部)