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コラムレター

#0101 「仕分け」と経営のつながり
2010/05/13
  最近、テレビのニュース等で「しわけ」という言葉を耳にする機会があります。

しわけ」という言葉の意味は
  1.物事を区別して行うこと。行い分けること。
  2.品物などを種類・用途・宛先などに応じて分類すること。
  3.簿記で、取引の勘定科目と金額を決定し、借方要素と貸方要素とに分析すること。
だそうです(「大辞林」より)。
 会計処理で使われるのは「仕訳」で、現在鳩山政権下で実施されているのは「仕分け」です。

今回、「事業仕分け」の基礎知識についてまとめてみました。
事業仕分けを行う機関・・・行政刷新会議
行政刷新会議設置の背景・・鳩山内閣が政治主導を実現する目的で閣議決定により設置。
  議長・・・内閣総理大臣(鳩山 由紀夫 内閣総理大臣)
  副議長・・行政担当大臣(枝野 幸男 衆議院議員)
行政刷新会議は特定の分野の調査をするため「分科会」を設置
分科会の中にワーキンググループを設置
ワーキンググループには主査と構成員が設置されている。
※報道等でとりあげられている蓮舫参議院議員はこのワーキンググループのメンバーになります。
(行政刷新会議ホームページから参照)

  これまで、税金の使われ方を「国民的な観点からその在り方を見直す」との目的で現在下記の事業仕分けが行われてきました。

 第1弾 平成22年度予算編成に係る事業仕分け・・・終了
 第2弾 独立行政法人や政府系の公益法人が行う事業についての事業仕分け

  この事業仕分けについての評価はいろいろと意見の別れるところと思います。
  その事業が、そもそも必要なのか、必要ならば国で行うのか、民間でおこなうのか、予算はいくらまでかけるのか等という議論をすることは、大切な考え方ではあります。
  私たちに振り返って考えてみると、収入を「何にどれだけ使うかを見直す」という物事の考え方は、会社内の予算、家計の予算、自分のお小遣い等々、考えようによっては、自らを見直す良いきっかけができる思います。

  あなたの会社や家計にとっての「仕分け」を考えてみてはいかがでしょうか?

  政府の行政刷新会議の状況は下記アドレスからその内容を確認することができますので興味のある方は一度ご覧ください。

http://www.shiwake.go.jp/index.html

税理士法人 さくら総合会計(監査部) 二見