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コラムレター

#0191 住宅用太陽光発電の固定価格買取期間満了後について
2019/12/20
住宅を購入された方で、太陽光パネルを住宅に取り付けて電力を売却している方もいるかと思います。
2009年以降に太陽光発電で売電をしている方々は、固定価格での買取期間が10年間と定められていることから、2009年11月に開始した余剰電力買取制度の適用を受けた方については、2019年11月以降順次、満了していくことになります
買取期間満了後の選択肢は、2つ方法があります。

1つは、自家消費になります。
家庭用蓄電池を購入して太陽光発電でまかなえる電力を増やすこと。
プラグインハイブリッド自動車、電気自動車を購入し、発電した電気を自動車の動力などに使うことができます。

もう1つは、小売電気事業者に相対・自由契約で余剰電力を売電することです。
北海道では、丸紅ソーラートレーディング㈱など小売り電気事業者と個別に契約し、余剰電力を買い取ってもらうことができます。今後様々な事業者から発表される買取メニューをご確認頂き、希望のプランを選択してください。
なお、住宅用の余剰電力の売電は雑所得となりますので、20万円を超えると確定申告が必要となります。

買取期間満了後の選択肢として2つの方法がございますので利用されている方々は、2つの方法ご検討されてみてはいかがでしょうか。
主なスケジュール、売買できる事業者のリストは経済産業省のホームページに掲載されていますのでご参照ください。
URL:https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/solar-2019after/


税理士法人さくら総合会計 監査部 今 圭一